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恋とニュースのつくり方

ー「私にはムリ」って、思ってない?ー


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☆cast--------------------------------------
レイチェル・マクアダムス
ハリソン・フォード
ダイアン・キートン
エド・ベグリー・Jr

☆crew------------------------------------
監督: ロジャー・ミッチェル
脚本: ライン・ブロッシュ・マッケンナ



☆ストーリー------------------------------------

失業中のベッキー(レイチェル・マクアダムス)はニューヨークで朝番組のプロデューサーに採用されるが、それは局に見放された超低視聴率番組だった。彼女は番組を建て直すため大御所の報道キャスター、マイク(ハリソン・フォード)を起用し、やがて同僚のアダム(パトリック・ウィルソン)と恋に落ちる。恋に仕事に順調なスタートを切ったベッキーを、思わぬ事態が待ち受けていた……。

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☆感想----------------------------------------

ファッション業界を舞台に主人公の成長をスタイリッシュに描いた「プラダを着た悪魔」の脚本家アライン・ブロッシュ・マッケンナと、街の本屋と映画スターが身分違いの恋に落ちるロマンテックコメディー「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督がタッグを組んだ今作品は、華やかなテレビ業界を舞台に、一人の女性が仕事に恋に頑張るサクセスストーリー。
 
 地元のTV局で朝の番組を担当するベッキーは、ある日突然会社の人員整理でクビになってしまう。自分の番組を持つことが夢の彼女も気がつけば28歳。転職活動で出した履歴書は、泣かず飛ばず。。。そんな彼女の元にニューヨークから朝のニュース番組のプロデューサーとしてオファーがやってくるのだが。。。

 似たような業界に身を置かせてもらっているから分かるのだけど、華やかな世界ほど、昇りつめるまで実は結構大変。。。世の中男女平等とはいうけど、正直言えば、「だって女の子だも。」体力ないし、傷つきやすいし、仕事は大切だけど、恋だってしたいっ!欲張りなワリに、言う程強いもんじゃないから、ややこしぃ。。。寝ずの仕事や、安いお給料に揉まれて日々を過ごしても、、、いわゆる「成功」を手にできる人間はほんのわずか。普通の女子ならいろいろ迷いの出てくる年頃なんだけども、、、ベッキーはどこまでも意欲的なのです!

 いやぁ〜、「勝ち組」と言われる人たちの中には、このテの女子はたくさんいると思うんだよね。上がり調子に乗っかって、テンション高らかに〜♪みたいな。。。でも、女20代後半ともなると、「恋人ナシ。」時間を犠牲にして夢をつぎ込んだ仕事はリストラされ、、、なんて、やっぱり凹むでしょ、、、いや、その経験がある私が言うから、確かです(笑)でも、ベッキーは負けじと向かっていくんだな、これが。。。というか、もはや執念に近いその思いは、私にはちょっと理解不能なくらい。

 同じように、再起をかけて嫌々ながら番組の司会を受けたマイクも、ベッキーに負けないくらい、我が強く、扱いにくい頑固じじぃ。最初は反発し合う2人なのだけど、いつしかベッキーもマイクもお互いが反面教師となって、仕事や大切な人たちとの向き合い方について考えが変化しはじめる。

 「夢」は諦めたら終わり。でも「夢」を追っているその時間も一人一人にとっては、大切な「今」という時間。「夢」の為に何かを犠牲にするって考え方を止めて、「今」周りにいる人たちや、「今」しかできない事とちゃんと向き合えば、「夢」って、その先に着いてくるものじゃないのかなぁ〜。なんて、ラストではふとそんなことを考えさせられたり。

 恋じゃなく、お仕事がんばろー!って気持ちになれるライトでキュートな映画でした。 
 
♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_11394086.jpgStrip Me
Strip Me / Natasha Bedingfield
 予告編とエンディングに流れているこの曲は、イギリス出身の女性シンガー ナターシャ・ベディングフィールドの力強い1曲。代表作「Unwritten」も映画・TVなど多数作品で使用されている。

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by mi-ai-you-me | 2011-02-27 11:45 | カ行

ソーシャル・ネットワーク

ー天才 裏切り者 危ない奴 億万長者ー


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☆cast--------------------------------------
ジェシー・アイゼンバーグ
アンドリュー・ガーフィールド
ジャスティン・ティンバーレイク

☆crew------------------------------------
監督: デヴィッド・フィンチャー
原作: ベン・メズリック
脚本: アーロン・ソーキン



☆ストーリー------------------------------------

2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と共に立ち上げる。サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが……。

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☆感想----------------------------------------

 2010年には全世界で会員数がなんと5億人を突破したSNSの「Facebook」。その誕生とそこに関わった人々の人間模様を、創設者マーク・ザッカーバーグを中心に実話をベースに描かれた青春群像劇。
 
 監督は、「セブン」や「ファイト・クラブ」など次々と話題作を世に送り出すデヴィット・フィンチャー。主人公のザッカーバーグを演じるのは、「イカとクジラ」のジェシーアイゼンバーグ。その脇を新スパイダーマン役が次回作に決定しているアンドリュー・ガーフィールド、ミュージシャンのジャスティン・ティンバレークたちが固めている。
 
 海外では「Facebookやってる?」が挨拶がわりと言っても過言ではないくらい、現代のコミュニケーションの手段として広く世の中に知れわたっているSNS「Facebook」。このサイトを作り出したマーク・ザッカーバーグは、当時まだハーバード大学在学中の学生なのだけど、正直人好かれするような人物とはほど遠く、えらく利己的で、デリカシーがない。振られた彼女への腹いせをつらつらとblogに綴ったり、学内の女子の容姿を競わせるサイトを立ち上げたり、、、そんな彼が一体なぜそれほどの影響力を人々に与え、巨万の富を築くことができたのか?

 ことの発端は、学内で「ハーバード・コネクション」なるサイトを立ち上げていた双子のウィンクルフォス兄弟がザッカーバーグを自分たちの事業に誘ったことなのだけど、ザッカーバーグはそのサイトをベースに親友のエドゥアルドとちょっとしたアイデアを加え、自身たちで現在のFacebookの前身を作り上げてしまう。

 やがて起こる盗作騒動や、度重なる訴訟。さらにサイトを大きくする為に率いれたナップスター開発者ショーン・パーカーによって生じる、親友エドゥアルドとの亀裂。
 
 ザッカーバーグの主観は一切入っていないので、彼が何を思い、どうやってここまで成功したのか、その答えは彼にしか分からない。。。ただ思ったのは、それが才能であれ、策略であれ、そして純粋に追い求めたことでも、流された結果でも、何かの頂点に立たされた人間は案外孤独なんじゃないかってこと。たくさんのブレーンに囲まれながらも、本当につながりたい人がその中に何人いるんだろう。。。

 ラストシーンで、静寂の中いつまでも更新ボタンをクリックし続ける主人公の姿に、同じようにFacebook、mixi、Twitterと誰とでも簡単につながれて、世界中に何万人とのコネクションが築ける今の世の中でも、本当に心通わせたい人とはリアルにつながれないもどかしさを感じてる人たちの姿を重ね合わせてしまったのは、きっと私だけではないんだろうな。。。

♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_2313892.jpgDream on
creep / cala & Kolacny Brothers
 予告編で流れているのは、redioheadの名曲を女性コーラースグループが歌い上げたもの。劇中の音楽は、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが手がけており、こちらも必聴。

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by mi-ai-you-me | 2011-02-15 14:57 | サ行

毎日かあさん


ー泣いてるヒマがあったら、笑おう。ー


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☆cast--------------------------------------
小泉今日子
永瀬正敏
古田新太
正司照枝

☆crew------------------------------------
監督:小林聖太郎
原作:西原理恵子



☆ストーリー------------------------------------

二人の子育てに仕事にと忙しい日々を、持ち前のたくましさで乗り切る漫画家のサイバラ(小泉今日子)。元戦場カメラマンの夫(永瀬正敏)は戦場でのトラウマのせいでアルコールにおぼれ、二人は離婚することになる。大切な家族を失い、アルコール依存症と闘う夫だったが、今度はガンが見つかり……。

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☆感想----------------------------------------

 「女の子ものがたり」、「パーマネント野ばら」、「いけちゃんとぼく」など、このところ原作が次々と映画になっている漫画家 西原理恵子。その彼女が自身をモデルにして描いたホームドラマを「かぞくのひけつ」の小林聖太郎が映画化。キョンキョンと永瀬正敏の元夫婦が、ちょっと変わった家族のカタチを好演してるおかしくて、ちょっぴり泣ける物語。

 物語の中心である漫画家のサイバラは、とにかくパワフルでいつも明るい2児の母。わんぱくで時に悪魔のようにめちゃくちゃな子供達に振り回されながらも、食ってく為には夜中までも働くその姿は、まさにパワーウーマン!ちょっとやそっとのことじゃ動揺しない肝の据わりかたも、「母は強し!」って感じで、未婚でもちろん出産の経験もない私にしてみたら、ただただすごいワ~って感じでしたヮ。なんか、公園デビューとか、社宅の噂話とか、主婦=センシティブなイメージがあったけど、実際のところはそんなことばっかりに気を取られてても、部屋は汚れてくし、子供はお腹すかせてくし、やることやらなきゃこちとら回らないわ!みたいな感じでどんどん強くなっていくんだろなぁ~。

 まぁ、そんな感じで毎日「かあさん」やるだけでも大変なのだけど、この一家には、さらにつわものがおりまして、、、元戦場カメラマンの夫は、今や家族の厄介者。アル中で、大人になりきれなくて、適当なことばかり言って、いつも「かあさん」の悩みのタネなのであります。。。

 そんな風変わりな家族だけど、本人達からしてみれば、全然フツーで立派な「家族」なワケで。酔って醜態さらしても、やさしく楽しい「おとしゃん」が大好きな子供達。どんなに酔いがまわっても、家族の元にちゃんと帰ってくる夫。ややこしい男を捕まえてしまったと思いながらも、自分に似てるその夫の手を離せないでいる妻。こんがらがってはいるけど、気持ちは一方通行じゃないから、ちゃんと絆はつながっている。

 世の中には、不幸ながらも離れることのできない人たちもいるので、何が良いかとかは一概には言えないけど、それでも相手の人生に関わってしまったなら、やれるとこまでやってみようとするこの夫婦の関係は、なんか素敵だなとかも思えたりした。

 原作が原作なので、「酔いがさめたらうちに帰ろう」よりは、少しライトな感じではありますが、キョンキョン&永瀬の掛け合いに、実生活もこんなだったのかな。。。なんて、ちょっと想像をめぐらせたりして。

 劇場にも家族連れや老夫婦がたくさんいたけど、世の子供や旦那さまは、隣に座っている「かあさん」の存在に感謝してるに違いないだろナ。。。

♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_18305324.jpg小さな花
ケサラ ?CHE SARA?/ 木村充揮
 エンディングで流れるのは、活動を休止している憂歌団のボーカルでもある木村充揮のこの曲。劇中カメラマンを演じた永瀬正敏が撮り下ろした家族の写真、実際の鴨志田氏の写真をバックに物語のラストをしんみりとしめている。

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by mi-ai-you-me | 2011-02-13 23:31 | マ行

キック・アス

ー正義の心で悪をKILLー


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☆cast--------------------------------------
アーロン・ジョンソン
クリストファー・ミンツ=プラッセ
マーク・ストロング
クロエ・モレッツ
ニコラス・ケイジ
☆crew------------------------------------
監督・脚本・製作: マシュー・ヴォーン
原作: マーク・ミラー / ジョン・S・ロミタ・Jr
製作: ブラッド・ピット / クリス・サイキエル


☆ストーリー------------------------------------

コミックオタクでスーパーヒーローにあこがれる高校生デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、ある日、インターネットで買ったスーツとマスクで、ヒーローとして街で活動を始める。何の能力も持たない彼はあっさり犯罪者にやられるも、捨て身の活動がネット上に動画で流され、“キック・アス”の名で一躍有名になってしまう。

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☆感想----------------------------------------

 倫理コードギリギリの問題作と言われているマーク・ミラーのコミックをブラット・ピットが製作に加わり映画化。『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』で若き日のジョン・レノンを演じたアーロン・ジョンソンとそのキュートさで人気急上昇のクロエ・モレッツ、このところ何でも出てる感のあるニコラス・ケイジが時に痛快に、かなりブラックに暴れ回る新感覚のヒーロームービー。

 ヒーローの裏の顔は時に真逆である。昼は人のいい新聞記者のクラーク・ケントしかり、秀才だけどみんなから舐められっぱなしのピーター・パーカーしかり。この物語の主人公デイヴも、やはり学校の中の階級でいうと、オタク友達と釣るんでる言わば、ギークな存在。でも、彼は弱いものが虐げられてる現実を見て見ぬふりをするのは嫌だ!とネットで買ったスーツとマスクで「キック・アス」と言う名のスーパーヒーローになることを決意。ただ、前者に書いた二人と大きく違っていたのは、彼は生まれもってパワーのある異星人でも、突然変異で力が備わった超人でもなかったこと。スーツとマスクで防御してはいるけど、中身はいたって普通の高校生のままっていうから、、、オイオイ。。。

 熱いハートと小手先のカンフーポーズを武器に事件現場を探しては、果敢に戦いに挑むのだけど、コテンパンにやられて、命を落とすスレスレところまでいってしまう始末。

 おまけに、同じようにコスプレで亡き妻の復讐をしているビッグ・ダディと、その娘で小学生なのにバースデープレゼントのバタフライナイフで人をわっさわっさ殺してくヒット・ガールが起こす大きな事件へと巻き込まれ、もはや後には引けぬ事態へと陥って行く。。。

 いや、なんだろ?もしかしたら、この広い世界のどこかに彼と同じような事をやってみちゃった人がいるんじゃないだろか?もしくは、今も絶えることのない悪と戦ってたり??そう思えるくらい、ものすごい親近感とチープなにおいがプンプンで、思わず、「負けるな!キック・アス!」と応援したくなっちゃうあたりは、私もそっち側の人間ってことなんだろか。。。

 突如現れ息もつかぬようなスピードで大人たちを殺しまくるヒット・ガールはめちゃめちゃキュートだけど、よく考えたら、コレまずいよねぇ。。。しかも、その教育してるのが父親って。いや、可愛いんだよ。音楽の使い方もポップで最高だし!その軽快さがコミック色丸出しだから、全然残酷でもないし、、、でも、これ学校のPTAとかからしたら、絶対見せたくない映画No1とかに選ばれるんだろな。好き嫌いの別れるブラックさであることは間違いないハズ。

 ま、とは言えね、誰かがボコボコにされていて、近くにはいっぱい人がいるのに、誰もそれを止めることもせず、携帯カメラ片手に、「〜なう。」とか、you tubeで配信とか、ちょっと異常な世の中に、こんなピュアなヒーローがいてもいいじゃない!

 そんなに難しいこと考えずに痛快に楽しんじゃおうよ!アメリカンBムービーいぇーい!ってノリで久々に腹から笑った映画でしたー。

♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_21553838.jpgKick-Ass Music from the Motion Picture
Bad Reputation /The Hit Girls
 ヒットガールの軽快なアクションシーンにのせて流れているのは、ジョーン・ジェットの名曲のカバー。とにかく、この音楽とクルクル動き回るヒットガールの姿がキュート!

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by mi-ai-you-me | 2011-02-01 15:02 | カ行