カテゴリ:ラ行( 3 )

恋愛睡眠のすすめ


ー夢ではどこまでも幸せ。ー


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☆cast--------------------------------------
ガエル・ガルシア・ベルナル
シャルロット・ゲンズブール
アラン・シャバ
ミウ・ミウ

☆crew------------------------------------
監督:脚本:ミシェル・ゴンドリー






☆ストーリー------------------------------------

 新しい生活に期待を抱き、メキシコから母親(ミウ・ミウ)を頼ってパリにやってきたステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)。しかし、望んでいたイラストレーターの仕事には就くことができず、退屈なカレンダーの製版係として働く毎日にイライラは募るばかり。そんな矢先、アパートの隣の部屋にステファニー(シャルロット・ゲンブルース)というステキな女性が越して来て、ステファンはたちまち恋に落ちてしまう。空回りしっぱなし現実を、夢の中で補うステファンだったが、やがて、夢と現実の区別さえつかなくなり・・・。

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☆感想----------------------------------------

 永遠の少年ミシェル・ゴンドリーが今回メガホンを取ったのは、なんともファンタジーなラブストーリー。最後まで彼の世界観が炸裂しっぱなしの映像とストーリーなので、観る人によっては好き嫌いがハッキリ分かれてしまうかも・・・。
 
 何をやってもいまいち冴えないステファンだけど、夢の中では全てが彼の思うがまま。彼の想像する世界は、いい大人の男性とは思えない程、やけに可愛くて、奇想天外。しかも、夢と現実が混同するあまり、仕事さえ放棄する始末・・・。こんな人、同じ職場にいたら相当迷惑に違いない。そんな困った彼を母親のようなやさしさで包み込むのは、隣の部屋のステファニー。それにしても、このステファニー、ちょっと理解がありすぎる。留守中、壊れた人形を修理する為に彼女の部屋に不法侵入してみたり、他の男性と話してるだけで、激しい焼きもちを焼くステファンに困惑しながらも、結局は許してしまう。彼女の母性が強いからなのか?それとも、彼女自身もステファンと同じ何かを感じているのか?
 
 ステファンが見る夢は、POPな映像のせいもあってか、遊園地みたいで、どこまでも楽しそう。でも、そんな思い通りの夢を見ることができても、現実の彼自身はちっともハッピーじゃない感じ。確かに、生身の人間なのに、現実より夢の世界がリアルに思えるなんて、なんだかちょっと悲しい・・・。全体を通して、ファンタジーとシュールさが程よい感じに混ざり合っていて、笑いどころにちょっと困ってしまう部分もあり。
 
 自身の幼児期の体験や恋愛を元にこの作品を撮った話すミシェル・ゴンドリー。だとすれば、彼のアタマの中って一体どーなってるのか、ますます気になるところ。きっと、デヴィッド・リンチ並に複雑に違いない。この作品にも答えとか求めちゃいけないんだろナ。
 
 演じるガエル・ガルシア・ベルナルは、彼の作品にしてはめずらしくコミカルな役どころ。しかも、あのラテン顔でフランス人とのハーフっていうあたり、かなりムリがあって逆におもしろい。いつもは、顔もキャラもやけに男前なのに背丈が・・・的な印象の彼だけど、このステファン役は、意外にもしっくりきていた気がする。シャルロット・ゲンブルースは、言わずもがな今回もカッコよく、きっと本当の彼女ならステファンのような男性は相手にもしないんだろうと、ちょっと思ったりもして。
 
 あんまり難しいこと考えずに、おもちゃ箱のようなミシェル・ゴンドリーワールドをぜひ楽しんで!
 

♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_1924564.jpgThe Science of Sleep [Original Film Score]
If You Resuce Me / Gael Garcia - Bernal - Alain
 夢の中で、ステファンと会社の同僚が猫の着ぐるみでバンドを組むのだけど、彼らが歌うのは、なんとも甘いラブソング。サントラも映画同様ポップでキュートな曲が満載!
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by mi-ai-you-me | 2007-05-08 19:32 | ラ行

ラブストーリーができるまで


ー彼は忘れ去られた80年代のポップスターだった。
    彼のメロディーに彼女の詩が出会うまでは。ー



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☆cast--------------------------------------
ヒュー・グラント
ドリュー・バリモア
ブラッド・ギャレット
キャンベル・スコット

☆crew------------------------------------
監督:脚本:マーク・ローレンス






☆ストーリー------------------------------------

アレックス(ヒュー・グラント)は、忘れ去れた80年代のポップスター。あれから20年経った今、時代に取り残されたように、往年のギャルたちを相手にしょぼくれたイベントをこなすだけ・・・。その仕事すら減りつつあった時、カリスマ歌姫コーラから新曲を提供してほしいとの依頼が舞い込む。10年振の曲作りに悪戦苦闘するアレックスだったが、そんな彼の前に、植木の世話係のソフィ(ドリュー・バリモア)という女性が現れる。ソフィが何気なく口ずさんだ言葉のセンスに惚れたアレックスは彼女に作詞を頼むのだが・・・。
舞い込んだチャンスと、出会った一人の女性。
彼は、再び脚光を浴びることができるのか、そしてラブソングは出来上がるのか・・・。

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☆感想----------------------------------------

 監督のマーク・ローレンスとヒュー・グラントが「トゥーウィーク・ノーティス」に続いて2度目のタッグを組んだのは、なんともsweetなラブストーリー。ヒューの持ち味である軽さと悲哀さという両極端な部分が、周りから「あの人は今?」的な痛々しい扱われ方をされながらも、当の本人はそんな毎日をそれなりに楽しんでしまっているというアレックスというキャラクターに十分に活かされている。
 
 人生の中で、最高の瞬間を味わっても、それを維持し続けるのは難しいこと。努力が足りないだけなのか・・・はたまた運が尽きてしまったのか・・・。この映画のアレックスも元はポップスター。今では彼を知る人すら少なく、華々しい過去の栄冠を背負いながら「なんとなく満足」な日々を過ごしていた彼だったが、新しいチャンスを手にし、ソフィーに出会ったことで、「今」の自分自身を生きることに目覚めていく。それと同時に、つらい過去に縛られ、、ペンを握ることから遠ざかったいたソフィーもまた、彼の励ましによって、一歩踏み出し前進していく勇気を手にするのだった。
 
 ハッピーはエンドではなくエンドレス。物語同様、人生はずっと続いていくワケで、山もあれば谷もある。谷続きの時も・・・。そんな時、過去に捕われ生きるのか?自分自身を取り戻すべく前に進んで行くのか?
 
 冒頭のヒューが演じるPOPのPVからやられてしまうこの映画。80年代をちょっとでも経験したことのある人なら、懐かしい名前がちらほら出てきたりして、ちょっと昔を思い出す事ができるのでは?ドリューのファッションや、流れる曲もとても可愛く、このあたり、ラブコメ好きな女子にはたまらないハズ。
 
 これといって、劇的ではなく、ライトなラブストーリーではあるけど、ちょっと自分に躓いてしまった時、新しい一歩を踏み出す気持ちにさせてくれるそんなステキなお話。


♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_2247971.jpgラブソングができるまで
Way Back Into Love /Hugh Grant & Haley Bennett 
 アレックとソフィーが作り上げた渾身の一作。サントラには、デモ版としてヒューとドリューが歌うバージョンも収録されている。
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by mi-ai-you-me | 2007-04-26 22:50 | ラ行

リトル・ミス・サンシャイン

    
ー夢と希望を乗せて、黄色いバスは行くー


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 ☆cast--------------------------------------
 グレッグ・キニア
 トニ・コレット
 アラン・アーキン
 アビゲイル・ブリスリン

 ☆crew--------------------------------------
 監督:ジョナサン・デイトン
 脚本:マイケル・アーント





☆ストーリー---------------------------------

 小太りでメガネっ子のオリーブ(アビゲイル・ブレスリン)の夢は、美少女コンテストで優勝すること。地方予選で運良く繰り上げ優勝した彼女は、独自の成功論を研究する父リチャード(グレッグ・ギニア)や母のシェリル(トニ・コレット)、自殺を図ったゲイの伯父フランク、破天荒な祖父(アラン・アーキン)、兄らと一緒に車で決勝大会のある会場へと目指すのだが・・・。

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☆感想--------------------------------------

 家族だって、それぞれ個性があって当たり前だし、相性の良し悪しがあるのも確か。この映画の一家も、はじめはみんなバラバラ。そんな彼らが娘のミスコンの為に、オンボロバスで旅にでるのだが、互いに衝突しがならも、いつしか一致団結していく姿を観ていると、やっぱり最後に味方になってくれるのは、家族以外の何者でもないんだナ〜と、なんだかジーンときてしまう。
 
 それと同時に、この映画は、「成功した人」だけが人生の勝者ではないということを教えてくれる。正直、ミスコンに出場できたこと自体が不思議なくらい、お世辞にも美少女とは言えないオリーブ。そんな彼女がミスコン前日に、自分は「負け組」なのではないかと怖じ気づき、祖父にその胸のうちを明かすのだが、祖父は、そんな彼女に「負ける事を恐れて、戦わない人こそが、負け組なのだ。」と優しく語りかける。人生の勝者と敗者を決めるのは、成功か失敗かではなく、どんな結果になろうとも、ちゃんと自分が納得出来たか否かにあるってことなのだろう。まぁ、大人になると痛みが分かるだけに、負けると分かってる勝負は、なかなかできなくなるのも確かなのだけど・・・。
 
 ほのぼのながらも、コミカルなシーンがてんこもりで、最後まで笑いっぱなし。そして、迎えるラストシーンでは、ハッピーな気持ちになれること間違いなし!どこかおかしくて、とても愛おしい。そんな家族の物語。


♪ pick up song ♪-------------------------------------------------------------------------

e0110110_2347762.jpgThe Definitive Collection
Super Freak / Rick James
 とにかく、この映画はこの曲なくしては語れない!この曲をBGMに、かわいいオリーブの笑撃ダンスをぜひともお楽しみあれ!
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by mi-ai-you-me | 2007-02-08 20:41 | ラ行