2007年 05月 17日 ( 1 )

そのときは彼によろしく


ー残されたわずかな時間。その一言を彼に伝えたかった。ー


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☆cast--------------------------------------
長澤 まさみ
山田 孝之
塚本 高史
国仲 涼子
北川 景子

☆crew------------------------------------
監督:平川 雄一朗
原作:市川 拓司




☆ストーリー------------------------------------

 幼なじみと誓い合った夢だったアクアプランツの店「トラッシュ」を開店した遠山智史(山田孝之)。そんなある日、店に突然トップモデルの森川鈴音(長澤まさみ)がやってくる。とまどう智史だったが、鈴音との奇妙な共同生活を始めることになる。なぜか鈴音には、懐かしさのようなものを感じていた。
 それもそのはず、実は鈴音は離ればなれになっていた幼なじみの滝川花梨その人だったのだ。遅ればせながらの再会を喜びあう智史と花梨。ところが、二人にはもう一人幼い日の親友がいた。画家になると約束をしていた五十嵐佑司(塚本高史)。
 動き出した運命は13年前の三角のプリズムを再び回し始める。音信不通だった佑司の居場所が判明し、会いにいく二人だったが、再会した佑司は、事故に遭い昏睡状態だった。
 そして、時を同じくして明らかになっていく花梨の秘密。彼女に残された時間はあとわずかだった・・・。

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☆感想----------------------------------------

 「いま、会いにゆきます」が大ベストセラーとなった市川 拓司原作によるファンタジックラブストーリーの映画化。
 
 幼い頃にお互いの夢を語り合い、共に支え合いながら毎日を過ごした智史と花梨と佑司。智史の引っ越しによって離ればなれになってから13年後、彼らは運命的な再会を果たす。子供の頃に交わした約束から生まれる奇跡のような物語を原作のノスタルジックな持ち味を活かしつつも、新たなエピソードや設定を織り交ぜながら、映画としてもオリジナルな作品に仕上げられている感動作。
 
 全編を通して光の使い方がきれいで、この物語が持つやさしい空気感が映像からも伝わってくる。水辺や夕焼け時の印象的なシーン、花梨がいつも身につけているプリズムのネックレスなどの小物が効果的に使われているところからも、監督のこだわりがうかがえてくる。
 
 ただ、原作と映画は別物と考えても、ストーリーが少し早足すぎる感がしないでもなく、ラストに近づくにつれて、泣かせようとする要素が強すぎることに、少しばかりしらけてしまうという人もいるかもしれない。それでも、映画のタイトルである「そのときは彼によろしく」の本当の意味合いがさらに強く残る演出になっている為、最後の最後には単純に感動してしまう。
 
 普段は当たり前のように感じている家族とのつながりや、友達とのつながり。それがとてもかけがえのない、強い絆によるものだということを、この映画は気づかせてくれる。
 
 「いま、会いにゆきます。」同様、ファンタジーな要素が強いので、ただただ素直な気持で観すことをオススメ。


♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_10891.jpgプリズム
 ラストで流れる主題歌は、平川監督演出のドラマではすっかりおなじみの柴崎コウによる1曲。他にも挿入曲をiLL(元スーパーカーのナカコー)や、高木正勝が手がけている。
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by mi-ai-you-me | 2007-05-17 01:04 | サ行