ママの遺したラブソング


ー悲しい知らせ。それは思いがけない人生の始まりー


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☆cast--------------------------------------
スカーレット・ヨハンソン
ジョン・トラヴォルタ
ゲイブリエル・マック
デボラ・カーラ・アンガー

☆crew------------------------------------
監督:脚本:ジェイニー・ゲイベル






☆ストーリー------------------------------------

 フロリダで怠惰な生活を送るパーシー(スカーレット・ヨハンソン)に、長年会っていなかった母親の訃報が届く。ニューオリンズにある実家へ戻ったパーシーを待っていたのは、二人の見知らぬ母の友人。元は大学で文学を教えていたボビー・ロング(ジョン・トラヴォルタ)と、彼を慕う作家志望のローソン(ゲイブリエル・マック)。嫌々ながらも三人の共同生活が始まる。
新しい生活の中で、パーシーは文学に出会い、ローソンへの恋心を抱き始める。そして、初めて聞いた亡き母の横顔。お互いを支え合い、それぞれの心が癒されようとしていた時、パーシーは母が自分に宛てた一通の手紙を発見する。母が遺したラブソングに込められたある真実とは・・・。

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☆感想----------------------------------------

 最近ではすっかりセクシー路線のスカーレット・ヨハンソンが、少女と大人との間で揺れる繊細な役どころを好演。
 
 親の愛情を知らず、自分の想像で幼い頃の思い出を作り上げて来たパーシー。その彼女が、母の訃報を受けて帰ったニューオリンズで出会ったのが、飲んだくれのボビーと、いつまでも完成することのない本を書き続けているローソン。元大学教授というだけあって、辛辣で少しひねくれもののボビーに最初は反発するパーシーだったが、やがて彼らとの生活の中で、自分自身の生きる道を見いだしていく。どこか世捨て人のようだった、ボビーとローソンの生活もまた、パーシーがやってきたことで、変りはじめる。始めは、彼らの関係性が分からず、話の筋が読みにくいのだが、後に明かされるそれぞれの過去によって、彼らの間にある、複雑な絆を知る事になる。決して逃れることのできない孤独を抱く人々が、お互いと正面から向き合うことで、やがて癒されていく、とてもやさしい物語。
  
 人生は冒険をやめてはならぬ
 長い冒険の果てに
 出発点へ辿り着くのだから
 そして初めて居場所を知るのだ
 ーT.S.エリオット

 過去の文人の言葉でしか、上手く気持ちを表現できないボビー。しかし、その中にはたくさんの生きるためのヒントがある事を彼は教えてくれる。
 
 移り行くニューオリンズの気候と、そこに流れる音楽。時間に捕われず、少しづつ再生を図る人々を描いた作品である為、これといった起伏のある物語ではないのだが、自分もその場に居るような、そんな空気感を楽しませてくれる作品に仕上がっている。派手な展開は期待せずに、ゆったりとした気持ちで観ることをオススメ。


♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_22112327.jpgA Love Song for Bobby Long
I Really Don't Want To Know /John Travolta
 劇中、ボビーがギターを弾きながら歌った曲を、ジョン・トラヴォルタ本人が歌っている。他にも、ロス・ロボス、マジック・スリムなどの曲が、ニューオリンズの四季に彩りを加える。
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by mi-ai-you-me | 2007-05-12 22:12 | マ行
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