スパイダーマン3


ーもう一人の敵、それは「自分」。ー


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☆cast--------------------------------------
トビー・マグワイア
キルスティン・ダンスト
ジェームズ・フランコ
トーマス・ヘイデン・チャーチ
ブライス・ダラス・ハワード

☆crew------------------------------------
監督:サム・ライミ
原作:スタン・リー




☆ストーリー------------------------------------

ヒーローとしての活躍を認められ、NY市民から愛されるようになったスパイダーマン(トビー・マグワイア)。私生活では、MJ(キルスティン・ダンスト)との恋も好調で、ピーター・パーカーの人生は順風満帆だった。
 そんなある日、警察によって彼に衝撃の事実が告げられる。最愛の伯父ベンを殺した真犯人が他にいたというのだ。脱獄中に謎の科学実験に巻き込まれ、肉体が砂状のサンドマンと化してしまったその男=フリント・マルコ(ト−マス・ヘイデン・チャーチ)に対し、激しい怒りと復讐の念を抱き始めるピーター。そんな彼にある謎の黒い液状生命体が取り憑いてしまう。その生命体によって、スパイダーマンの衣装は黒く変化し、パワーもこれまで以上に強くなっていくのだが、同時にピーター自身の内面にもある変化が起こり始める。そんな彼の変化に戸惑い、彼への信頼感に疑問を持ち始めるMJ。順調だった二人の気持ちは少しづつすれ違っていく。
 サンドマン以外の新たな敵。そしてかつての親友で、今やスパイダーマンに対する復讐心からニュー・ゴブリンに化してしまったハリー(ジェームズ・フランコ)。様々な敵が出現する中、スパイダーマン=ピーターは何に挑み、何を決意するのか・・・。

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☆感想----------------------------------------

 言わずと知れた、ヒ−ロー「スパイダーマン」を、カルトホラーの巨匠サム・ライミが描いたシリーズ第三作品目。最新CGを駆使しながらも、どこかB級テイストが溢れるこの監督らしいテイストが、アメコミの世界観を十分に表現している。
 
 愛するMJにスパイダーマンであることがバレ、それを理解した彼女と結ばれたピーター。全てが順調に思われた中、彼の前に立ちふさがったのは、新たな敵たちと、自分自身という大きな壁。一貫して、「自分の中の悪」との葛藤が根底に描かれているこのシリーズにおいて、今作品ではスパイダーマン自身がその悪と向き合い闘うことになる。そのきっかけとなるのが、伯父を殺した真犯人であるサンドマンへ対する復讐心なのだが、やがてその復讐心が彼の内面に変化をもたらし、それによって他の人をも傷つけることにつながっていく。

 ここで描かれるのは、「憎悪」が「憎悪」を生むという状況。時代を問わず、ごく身近なところから世界情勢に至るまで、この連鎖によってもたらされる悲劇は数多い。大切なのは、それを許す真の強さを持つことではないだろうか?ラストでの登場人物それぞれの行動を観ていると、そんな事を考えさせられてしまう深みのある内容に仕上がっていた。
 
 もちろん、サム・ライミらしい直球な演出も多く、スピード感もあって、単純におもしろい。
 
 トビーとキルスティンは、すっかりおなじみな感じだけど、今回は前の2作品ではイマイチ影が薄かったジェームス・フランコが演じる、宿敵スパイダーマンと、親友ピーターとの間で苦悩するハリーの姿がとても印象深かった。
 
 シリーズものにしては、めずらしく回を増すごとにおもしろくなってきているこの作品。すでに制作が決まっている4作品目も気になるところだけど、ある意味で一段落した今作品を観ていると、ここでやめておけばいいのに、ちょっと思ってしまったりもして・・・。
 
 せっかく観るなら、劇場の大きなスクリーンでスパイダーマン気分を味わいながら楽しむことをオススメ!


♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_121276.jpgスパイダーマン3
Theme from Spider-Man /The Flaming Lips
 TVシリーズでもおなじみのあのテーマソングを大御所フレミング・リップスがアレンジ。サントラは、その他も豪華アーティストが多数参加。
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by mi-ai-you-me | 2007-05-02 01:22 | サ行
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