恋とニュースのつくり方

ー「私にはムリ」って、思ってない?ー


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☆cast--------------------------------------
レイチェル・マクアダムス
ハリソン・フォード
ダイアン・キートン
エド・ベグリー・Jr

☆crew------------------------------------
監督: ロジャー・ミッチェル
脚本: ライン・ブロッシュ・マッケンナ



☆ストーリー------------------------------------

失業中のベッキー(レイチェル・マクアダムス)はニューヨークで朝番組のプロデューサーに採用されるが、それは局に見放された超低視聴率番組だった。彼女は番組を建て直すため大御所の報道キャスター、マイク(ハリソン・フォード)を起用し、やがて同僚のアダム(パトリック・ウィルソン)と恋に落ちる。恋に仕事に順調なスタートを切ったベッキーを、思わぬ事態が待ち受けていた……。

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☆感想----------------------------------------

ファッション業界を舞台に主人公の成長をスタイリッシュに描いた「プラダを着た悪魔」の脚本家アライン・ブロッシュ・マッケンナと、街の本屋と映画スターが身分違いの恋に落ちるロマンテックコメディー「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督がタッグを組んだ今作品は、華やかなテレビ業界を舞台に、一人の女性が仕事に恋に頑張るサクセスストーリー。
 
 地元のTV局で朝の番組を担当するベッキーは、ある日突然会社の人員整理でクビになってしまう。自分の番組を持つことが夢の彼女も気がつけば28歳。転職活動で出した履歴書は、泣かず飛ばず。。。そんな彼女の元にニューヨークから朝のニュース番組のプロデューサーとしてオファーがやってくるのだが。。。

 似たような業界に身を置かせてもらっているから分かるのだけど、華やかな世界ほど、昇りつめるまで実は結構大変。。。世の中男女平等とはいうけど、正直言えば、「だって女の子だも。」体力ないし、傷つきやすいし、仕事は大切だけど、恋だってしたいっ!欲張りなワリに、言う程強いもんじゃないから、ややこしぃ。。。寝ずの仕事や、安いお給料に揉まれて日々を過ごしても、、、いわゆる「成功」を手にできる人間はほんのわずか。普通の女子ならいろいろ迷いの出てくる年頃なんだけども、、、ベッキーはどこまでも意欲的なのです!

 いやぁ〜、「勝ち組」と言われる人たちの中には、このテの女子はたくさんいると思うんだよね。上がり調子に乗っかって、テンション高らかに〜♪みたいな。。。でも、女20代後半ともなると、「恋人ナシ。」時間を犠牲にして夢をつぎ込んだ仕事はリストラされ、、、なんて、やっぱり凹むでしょ、、、いや、その経験がある私が言うから、確かです(笑)でも、ベッキーは負けじと向かっていくんだな、これが。。。というか、もはや執念に近いその思いは、私にはちょっと理解不能なくらい。

 同じように、再起をかけて嫌々ながら番組の司会を受けたマイクも、ベッキーに負けないくらい、我が強く、扱いにくい頑固じじぃ。最初は反発し合う2人なのだけど、いつしかベッキーもマイクもお互いが反面教師となって、仕事や大切な人たちとの向き合い方について考えが変化しはじめる。

 「夢」は諦めたら終わり。でも「夢」を追っているその時間も一人一人にとっては、大切な「今」という時間。「夢」の為に何かを犠牲にするって考え方を止めて、「今」周りにいる人たちや、「今」しかできない事とちゃんと向き合えば、「夢」って、その先に着いてくるものじゃないのかなぁ〜。なんて、ラストではふとそんなことを考えさせられたり。

 恋じゃなく、お仕事がんばろー!って気持ちになれるライトでキュートな映画でした。 
 
♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_11394086.jpgStrip Me
Strip Me / Natasha Bedingfield
 予告編とエンディングに流れているこの曲は、イギリス出身の女性シンガー ナターシャ・ベディングフィールドの力強い1曲。代表作「Unwritten」も映画・TVなど多数作品で使用されている。

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# by mi-ai-you-me | 2011-02-27 11:45 | カ行

ソーシャル・ネットワーク

ー天才 裏切り者 危ない奴 億万長者ー


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☆cast--------------------------------------
ジェシー・アイゼンバーグ
アンドリュー・ガーフィールド
ジャスティン・ティンバーレイク

☆crew------------------------------------
監督: デヴィッド・フィンチャー
原作: ベン・メズリック
脚本: アーロン・ソーキン



☆ストーリー------------------------------------

2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と共に立ち上げる。サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが……。

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☆感想----------------------------------------

 2010年には全世界で会員数がなんと5億人を突破したSNSの「Facebook」。その誕生とそこに関わった人々の人間模様を、創設者マーク・ザッカーバーグを中心に実話をベースに描かれた青春群像劇。
 
 監督は、「セブン」や「ファイト・クラブ」など次々と話題作を世に送り出すデヴィット・フィンチャー。主人公のザッカーバーグを演じるのは、「イカとクジラ」のジェシーアイゼンバーグ。その脇を新スパイダーマン役が次回作に決定しているアンドリュー・ガーフィールド、ミュージシャンのジャスティン・ティンバレークたちが固めている。
 
 海外では「Facebookやってる?」が挨拶がわりと言っても過言ではないくらい、現代のコミュニケーションの手段として広く世の中に知れわたっているSNS「Facebook」。このサイトを作り出したマーク・ザッカーバーグは、当時まだハーバード大学在学中の学生なのだけど、正直人好かれするような人物とはほど遠く、えらく利己的で、デリカシーがない。振られた彼女への腹いせをつらつらとblogに綴ったり、学内の女子の容姿を競わせるサイトを立ち上げたり、、、そんな彼が一体なぜそれほどの影響力を人々に与え、巨万の富を築くことができたのか?

 ことの発端は、学内で「ハーバード・コネクション」なるサイトを立ち上げていた双子のウィンクルフォス兄弟がザッカーバーグを自分たちの事業に誘ったことなのだけど、ザッカーバーグはそのサイトをベースに親友のエドゥアルドとちょっとしたアイデアを加え、自身たちで現在のFacebookの前身を作り上げてしまう。

 やがて起こる盗作騒動や、度重なる訴訟。さらにサイトを大きくする為に率いれたナップスター開発者ショーン・パーカーによって生じる、親友エドゥアルドとの亀裂。
 
 ザッカーバーグの主観は一切入っていないので、彼が何を思い、どうやってここまで成功したのか、その答えは彼にしか分からない。。。ただ思ったのは、それが才能であれ、策略であれ、そして純粋に追い求めたことでも、流された結果でも、何かの頂点に立たされた人間は案外孤独なんじゃないかってこと。たくさんのブレーンに囲まれながらも、本当につながりたい人がその中に何人いるんだろう。。。

 ラストシーンで、静寂の中いつまでも更新ボタンをクリックし続ける主人公の姿に、同じようにFacebook、mixi、Twitterと誰とでも簡単につながれて、世界中に何万人とのコネクションが築ける今の世の中でも、本当に心通わせたい人とはリアルにつながれないもどかしさを感じてる人たちの姿を重ね合わせてしまったのは、きっと私だけではないんだろうな。。。

♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_2313892.jpgDream on
creep / cala & Kolacny Brothers
 予告編で流れているのは、redioheadの名曲を女性コーラースグループが歌い上げたもの。劇中の音楽は、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが手がけており、こちらも必聴。

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# by mi-ai-you-me | 2011-02-15 14:57 | サ行

毎日かあさん


ー泣いてるヒマがあったら、笑おう。ー


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☆cast--------------------------------------
小泉今日子
永瀬正敏
古田新太
正司照枝

☆crew------------------------------------
監督:小林聖太郎
原作:西原理恵子



☆ストーリー------------------------------------

二人の子育てに仕事にと忙しい日々を、持ち前のたくましさで乗り切る漫画家のサイバラ(小泉今日子)。元戦場カメラマンの夫(永瀬正敏)は戦場でのトラウマのせいでアルコールにおぼれ、二人は離婚することになる。大切な家族を失い、アルコール依存症と闘う夫だったが、今度はガンが見つかり……。

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☆感想----------------------------------------

 「女の子ものがたり」、「パーマネント野ばら」、「いけちゃんとぼく」など、このところ原作が次々と映画になっている漫画家 西原理恵子。その彼女が自身をモデルにして描いたホームドラマを「かぞくのひけつ」の小林聖太郎が映画化。キョンキョンと永瀬正敏の元夫婦が、ちょっと変わった家族のカタチを好演してるおかしくて、ちょっぴり泣ける物語。

 物語の中心である漫画家のサイバラは、とにかくパワフルでいつも明るい2児の母。わんぱくで時に悪魔のようにめちゃくちゃな子供達に振り回されながらも、食ってく為には夜中までも働くその姿は、まさにパワーウーマン!ちょっとやそっとのことじゃ動揺しない肝の据わりかたも、「母は強し!」って感じで、未婚でもちろん出産の経験もない私にしてみたら、ただただすごいワ~って感じでしたヮ。なんか、公園デビューとか、社宅の噂話とか、主婦=センシティブなイメージがあったけど、実際のところはそんなことばっかりに気を取られてても、部屋は汚れてくし、子供はお腹すかせてくし、やることやらなきゃこちとら回らないわ!みたいな感じでどんどん強くなっていくんだろなぁ~。

 まぁ、そんな感じで毎日「かあさん」やるだけでも大変なのだけど、この一家には、さらにつわものがおりまして、、、元戦場カメラマンの夫は、今や家族の厄介者。アル中で、大人になりきれなくて、適当なことばかり言って、いつも「かあさん」の悩みのタネなのであります。。。

 そんな風変わりな家族だけど、本人達からしてみれば、全然フツーで立派な「家族」なワケで。酔って醜態さらしても、やさしく楽しい「おとしゃん」が大好きな子供達。どんなに酔いがまわっても、家族の元にちゃんと帰ってくる夫。ややこしい男を捕まえてしまったと思いながらも、自分に似てるその夫の手を離せないでいる妻。こんがらがってはいるけど、気持ちは一方通行じゃないから、ちゃんと絆はつながっている。

 世の中には、不幸ながらも離れることのできない人たちもいるので、何が良いかとかは一概には言えないけど、それでも相手の人生に関わってしまったなら、やれるとこまでやってみようとするこの夫婦の関係は、なんか素敵だなとかも思えたりした。

 原作が原作なので、「酔いがさめたらうちに帰ろう」よりは、少しライトな感じではありますが、キョンキョン&永瀬の掛け合いに、実生活もこんなだったのかな。。。なんて、ちょっと想像をめぐらせたりして。

 劇場にも家族連れや老夫婦がたくさんいたけど、世の子供や旦那さまは、隣に座っている「かあさん」の存在に感謝してるに違いないだろナ。。。

♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_18305324.jpg小さな花
ケサラ ?CHE SARA?/ 木村充揮
 エンディングで流れるのは、活動を休止している憂歌団のボーカルでもある木村充揮のこの曲。劇中カメラマンを演じた永瀬正敏が撮り下ろした家族の写真、実際の鴨志田氏の写真をバックに物語のラストをしんみりとしめている。

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# by mi-ai-you-me | 2011-02-13 23:31 | マ行

キック・アス

ー正義の心で悪をKILLー


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☆cast--------------------------------------
アーロン・ジョンソン
クリストファー・ミンツ=プラッセ
マーク・ストロング
クロエ・モレッツ
ニコラス・ケイジ
☆crew------------------------------------
監督・脚本・製作: マシュー・ヴォーン
原作: マーク・ミラー / ジョン・S・ロミタ・Jr
製作: ブラッド・ピット / クリス・サイキエル


☆ストーリー------------------------------------

コミックオタクでスーパーヒーローにあこがれる高校生デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、ある日、インターネットで買ったスーツとマスクで、ヒーローとして街で活動を始める。何の能力も持たない彼はあっさり犯罪者にやられるも、捨て身の活動がネット上に動画で流され、“キック・アス”の名で一躍有名になってしまう。

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☆感想----------------------------------------

 倫理コードギリギリの問題作と言われているマーク・ミラーのコミックをブラット・ピットが製作に加わり映画化。『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』で若き日のジョン・レノンを演じたアーロン・ジョンソンとそのキュートさで人気急上昇のクロエ・モレッツ、このところ何でも出てる感のあるニコラス・ケイジが時に痛快に、かなりブラックに暴れ回る新感覚のヒーロームービー。

 ヒーローの裏の顔は時に真逆である。昼は人のいい新聞記者のクラーク・ケントしかり、秀才だけどみんなから舐められっぱなしのピーター・パーカーしかり。この物語の主人公デイヴも、やはり学校の中の階級でいうと、オタク友達と釣るんでる言わば、ギークな存在。でも、彼は弱いものが虐げられてる現実を見て見ぬふりをするのは嫌だ!とネットで買ったスーツとマスクで「キック・アス」と言う名のスーパーヒーローになることを決意。ただ、前者に書いた二人と大きく違っていたのは、彼は生まれもってパワーのある異星人でも、突然変異で力が備わった超人でもなかったこと。スーツとマスクで防御してはいるけど、中身はいたって普通の高校生のままっていうから、、、オイオイ。。。

 熱いハートと小手先のカンフーポーズを武器に事件現場を探しては、果敢に戦いに挑むのだけど、コテンパンにやられて、命を落とすスレスレところまでいってしまう始末。

 おまけに、同じようにコスプレで亡き妻の復讐をしているビッグ・ダディと、その娘で小学生なのにバースデープレゼントのバタフライナイフで人をわっさわっさ殺してくヒット・ガールが起こす大きな事件へと巻き込まれ、もはや後には引けぬ事態へと陥って行く。。。

 いや、なんだろ?もしかしたら、この広い世界のどこかに彼と同じような事をやってみちゃった人がいるんじゃないだろか?もしくは、今も絶えることのない悪と戦ってたり??そう思えるくらい、ものすごい親近感とチープなにおいがプンプンで、思わず、「負けるな!キック・アス!」と応援したくなっちゃうあたりは、私もそっち側の人間ってことなんだろか。。。

 突如現れ息もつかぬようなスピードで大人たちを殺しまくるヒット・ガールはめちゃめちゃキュートだけど、よく考えたら、コレまずいよねぇ。。。しかも、その教育してるのが父親って。いや、可愛いんだよ。音楽の使い方もポップで最高だし!その軽快さがコミック色丸出しだから、全然残酷でもないし、、、でも、これ学校のPTAとかからしたら、絶対見せたくない映画No1とかに選ばれるんだろな。好き嫌いの別れるブラックさであることは間違いないハズ。

 ま、とは言えね、誰かがボコボコにされていて、近くにはいっぱい人がいるのに、誰もそれを止めることもせず、携帯カメラ片手に、「〜なう。」とか、you tubeで配信とか、ちょっと異常な世の中に、こんなピュアなヒーローがいてもいいじゃない!

 そんなに難しいこと考えずに痛快に楽しんじゃおうよ!アメリカンBムービーいぇーい!ってノリで久々に腹から笑った映画でしたー。

♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_21553838.jpgKick-Ass Music from the Motion Picture
Bad Reputation /The Hit Girls
 ヒットガールの軽快なアクションシーンにのせて流れているのは、ジョーン・ジェットの名曲のカバー。とにかく、この音楽とクルクル動き回るヒットガールの姿がキュート!

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# by mi-ai-you-me | 2011-02-01 15:02 | カ行

食べて、祈って、恋をして


  ー自分を解き放てー


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☆cast--------------------------------------
ジュリア・ロバーツ
ジェームズ・フランコ
ハビエル・バルデム
リチャード・ジェンキンス

☆crew------------------------------------
監督:ライアン・マーフィ
原作:エリザベス・ギルバート 





☆ストーリー------------------------------------

ニューヨークでジャーナリストとして活躍するエリザベス(ジュリア・ロバーツ)は、離婚と失恋を経た後、すべてを捨てて自らを探す旅に出る。イタリアでは食の快楽を追求し、インドのアシュラムでは精神力を高めるべくヨガと瞑想(めいそう)に励む。そして、最後に訪れたインドネシアのバリ島では、彼女の人生を大きく変える出会いが待っていた。

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☆感想----------------------------------------

 全米の女性から絶大な支持を得ているメリッサ・ギルバートの自伝的小説の映画化。以前のラブコメ路線から最近ではすっかり落ち着いた役が多かったジュリア・ローバーツが久々に恋と人生に迷えるアラフォー女性を好演。「ノーカントリー」の怪演でアカデミー賞助演男優賞を受賞したハビエル・バルデムや、「スパイダーマン」のジェームズ・フランコらが恋のお相手として脇を固めている。
 
 主人公のメリッサは、NYで活躍するジャーナリスト。やさしい夫にも恵まれ、仕事にプライベートに忙しい毎日を過ごしていたのだけど、あるときふと気付いてしまう。
「果たして、これが私の望む生き方なんだろうか???昔はもっと輝いていたのに。。。」
声にならない心の叫びに身を任せるように、あっさりと離婚。そんなこと、旦那さんからしてみたら、まさに晴天の霹靂以外のなにものでもなく、彼女にしか分からないモラトリアムで離婚なんて全くもって理解不能。かくして、泥沼の離婚劇へとなだれ込んじゃうのだけど、当のメリッサはなんとその最中にも若手俳優とちゃっかり恋とかしちゃんだなコレが。。。ま、その恋も彼女の依存心からまた失うことになるんだけども。

 離婚と失恋の痛みを一気に味わい、自分の人生はいつも男性に依存して相手に合わせてばかりだったと気付くメリッサ。もうこうなったら、自分の欲求のままに過ごすんだ!ってことで、1年という期限付きで自分探しの旅へと出るのだけど、、、なんだろ?20代の女子がコレをしちゃうことには抵抗ないのだけど、今更自分探しでもなかろう。。。って思っちゃうのは、未だに自由気ままな30代やっちゃってる私のライフスタイルゆえなのかしら??

 イタリアでは好きなものを好きなだけ食べて、インドでは心の平和を得る為に祈って、バリで新しい恋をして、自分の気持ちのままに生きることを経験したメリッサが選んだハッピーエンドは、、、結局変わってないかも 汗
いや、でも女子なんてそんなもんですって。どこで何をして何を経験しようが、その都度迷いはあるし、リセットもしたくなる。傍からみたら、浅い自分論だとしても、本人が幸せならそれが一番ってもんです。

ってことで、記憶に残らなくても、ある意味スカっとする作品なので、迷える女子はDVDの発売を待ちましょう。

♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_15564378.jpgLungs
Dog Days Are Over / Florence + The Machine
 予告篇で流れるこの曲は、2009年UKロックシーンを賑わせたローレンス・アンド・ザ・マシーンのデビューアルバムからのもの。

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# by mi-ai-you-me | 2010-10-20 15:46 | タ行

オフサイドガールズ


ーお願いだから、試合を見せて!。ー


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☆cast--------------------------------------
シマ・モバラク・シャヒ
サファル・サマンダール
シャイヤステ・イラニ 

☆crew------------------------------------
監督:ジャファル・パナヒ
脚本:ジャドメヘル・ラスティン 






☆ストーリー------------------------------------

 イランの首都テヘランで、ワールドカップ出場がかかった対バーレーン戦が開催される。地元のサッカー好きの少女たちは男装してスタジアムに潜り込もうとするが、警備中の兵士に捕まってしまう。

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☆感想----------------------------------------

 「チャルドと生きる」で、現代のイラン女性たちが直面している厳しい現実をリアルに描き、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞などを受賞したジャファル・パナヒ監督。その彼の新作は、第56回ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞し、男性のスポーツを女性が観戦してはいけないというイスラムの戒律下で、サッカー観戦をすべく奮闘する女の子たちを主人公にした青春ムービー。

 イランの首都テヘランで開催された、2006年のワールドカップ出場を決めるアジア最終予選イランvsバーレーン戦。そんな国を挙げての大イベントだというのに、宗教上の問題から女性は、熱気に満ちたスタジアムで試合を観戦する事ができない。でも、好きなものは好きっ!どうしてもナマで試合を観戦したい女の子たちが、スタジアムへの道を遮る検問を突破すべく考えついたのは、男装すること。髪を帽子の中に隠し、顔にペインティングを施し、なんとか女性だとバレないようにするも、あえなく捕まってしまい、歓声だけが聞こえるスタジアムの外で警備員たちと押し問答するハメに。しかし、最初こそ険悪だった彼らの間にも、やがて奇妙な連帯感が生まれ始める・・・。

 イスラム教の厳しい規律によって、男女間における格差が生じているイラン。これまでも様々な作品の中でイスラム社会に生きる女性たちの苦悩が描かれてきたが、今回パナヒ監督は、伝統的なイスラム映画でありながらも、誰もが楽しめるエンタテインメント作品を目指したという。プロパガンダ的なものではなく、ありのままのイスラム社会における女性たちの現状を描いているこの作品は、実際にイランvsバーレーン戦の最中に撮られ、勝利の歓喜に酔う街中のシーンなどは、とても臨場感溢れるものに仕上がっていた。この作品の中の女の子たちのように、古い戒律からなんとか脱したいと願う女性が、現在のイスラム社会には多く存在しているに違いない。しかし、残念ながら、厳しい検閲によって、この映画はイラン国内では上映されていないというのが現状らしい。

 重いテーマでありながらも、最後にはなんとも言えぬ幸福感が満ち溢れ、「当たり前のことを当たり前にできる社会。」それがどんなに幸せなことなのかを、気づかせてくれる爽やかな感動作。これまでイラン映画はちょっと・・・と思っていた人、食わず嫌いせずにぜひぜひどーぞ。


♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

今回は、お休みでス。


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# by mi-ai-you-me | 2007-09-21 22:26 | ア行

恋するマドリ


ー初めての一人暮らし。偶然が運命の出逢いを運んでくれた。ー


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☆cast--------------------------------------
新垣結衣
松田龍平
菊地凛子
中西学
ピエール瀧

☆crew------------------------------------
監督:大九明子
音楽:スネオヘアー





☆ストーリー------------------------------------

 1人暮らしを始めることになった美大生のユイ(新垣結衣)。やがて彼女は、もとの部屋の住人のアツコ(菊地凛子)と知り合い、上の部屋に住むタカシ(菊地凛子)に恋するようになる。だが、アツコとタカシが恋人同士だったことがわかる。

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☆感想----------------------------------------

 ここ最近、映画やドラマでの活躍がめざましく、CMでもキュートな魅力が全開のガッキーこと新垣結衣。その彼女を主役に迎え、引っ越しをきっかけに出会った3人の若者の恋愛模様を描いた、ちょっと切なく、とても爽やかなラブストーリー。

 進学や就職の為とか、なんとなく気分転換をしてみたかったりなど、引っ越すキッカケは人によって様々。それに伴う条件もまたしかりで、とにかく安い方が良いという人もいれば、お気に入りのマドリを見つけるまで、物件探しにかなりの時間を費やす人もいる。
 
 主人公のユイが引っ越したキッカケは、一緒に暮らしていた姉とのケンカ別れ。その彼女が気になっている上の階の住人・タカシは、恋人と同棲する為に引っ越してきたものの、肝心の彼女が行方不明中。ある日、忘れ物を取りにかつて住んでいた家に訪れたユイが出会ったのは、そこに住む新らたな住人で魅力的な大人の女性・アツコ。なにやら、彼女の引っ越しもまたワケがありそうで・・・。そんなアツコに、いつしか憧れの思いを抱き始めるユイだったが、自体は思わぬ方向に。そして始まった奇妙な三角関係。果たしてその行方はいかに?

 大人になりたてのユイと、年齢的には十分大人だけどまだまだ迷いの多いタカシとアツコ。悩みが多くて忙しいことを嘆くユイに、20歳の悩みなんてすぐにたいした事ないって思える日が来るとアドバイスするアツコだったが、そんな彼女も同じセリフを35歳の自分に言ってもらいたいと願うくらい悩ましい日々を送っていたりもして、なんだかみんながみんな甘酸っぱい。それでも、「悩み」の後には「気づき」があるワケで、ラストでちょっとだけ成長したユイに、街も桜も空もにっこりで祝福。

 ストーリー自体は複雑なようでとても単純。というか、むりやりすぎる「偶然」な展開の連続で、マンガっぽい感じがしないでもなく、今が旬で演技の評価も高い役者が揃っているのに、ちょっともったいない感じがした。それでも、ガッキーは相変わらず可愛すぎ!コロコロ変わる彼女の表情を観る為だけでも十分価値はあるかも。

 インテリア雑貨のショップFranc Francの15周年記念で企画された作品というだけあって、それぞれの部屋のインテリアもみどころの一つ。特に、ユイが自分で手がけたキッチンのペイントなどは、お部屋づくりのちょっとしたヒントになったりもするから、これから引っ越しを考えてる人や、ちょっと環境を変えてみたいと思ってる人は、この映画を観て参考にしてみては?


♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_2105336.jpg「恋するマドリ」オリジナル・サウンドトラック
伝えてよ / スネオヘアー
 映画同様、切なく爽やかなこの曲は、映画全体の音楽も手がけたスネオヘアーによるもの。サントラも、ピアノやギターを多様したcuteな音楽が満載。


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# by mi-ai-you-me | 2007-09-02 02:15 | カ行

天然コケッコー


ーもうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やあ、
  ささいなことが急に輝いて見えてきてしまう。ー



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☆cast--------------------------------------
夏帆
岡田 将生
夏川 結衣
佐藤 浩市

☆crew------------------------------------
監督:山下 敦弘
脚本:渡辺 あや





☆ストーリー------------------------------------

 山間の分校。小学校と中学校は同じ校舎の中にあり、全校生徒はたったの6人!右田そよ(夏帆)は唯一の中学二年生。初夏のある日、東京から転校生・大沢広海( 岡田 将生)がやってきた。期待に胸を膨らませるそよは仲良くなろうとするのだが、ついつい冷たい態度をとってしまう。海水浴、神社の境内で初めてのキス…、そして春が来て、みんな1学年進級した。楽しみにしていた修学旅行は東京。広海が育った街を始めて見ることが出来て喜ぶそよだった…。

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☆感想----------------------------------------

 くらもちふさこの大人気コミックを、「ジョゼと虎と魚たち」を手がけた渡辺あやが脚色。「リンダ リンダ リンダ」や「リアリズムの宿」で知られる山下敦弘監督が自然豊かな田舎を舞台に、そこに住む人々と子ども達の成長を描いた、どこか懐かしく、とても温かい物語。

 何もない田舎の分校に、東京からの転校生・大沢がやってきた。都会的な標準語を話すイケメンさんな彼に、学校のみんなは大騒ぎ。しかしそんな中、主人公のそよだけは彼のどこかクールな雰囲気にとっつきにくさを感じていた。いつも気にしてるのに、本人を目の前にするとなぜか素直になれない。そんなそよの姿を見ていると、初めて恋した時のあの妙にソワソワした気分を思い出してしまう。

 カレンダーのように移り行く季節の中で、次第に距離を近づけてゆくそよと大沢。これといってドラマチックな演出があるワケではないのだが、思春期を迎えた子どもたちの微妙な心の動きや、何気ない日常を切り取ったような風景の数々に、思わず自分が過ごした「あの頃」の記憶が甦り、自然と物語の中に引き込まれていってしまう。
 
「もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やあ、ささいなことが急に輝いて見えてきてしまう。」

 全てが永遠に思えた子ども時代。それまで失う事を知らなかったそよだったが、大沢から東京の高校へ進学すると打ち明けられたことで、時の儚さや無情さを知ることになる。それは、なにげない日常の美しさや、大切さを身に染みて感じさせるきっかけになったと同時に、そよにとっては大人になる為の第一歩だったのかもしれない。

 主人公のそよを演じた夏帆も、他の子どもたちも、本当にその土地で育ったかのような自然で屈託のない田舎の子どもたちを好演。そんな彼らを見守る周りの大人たちも、みんな愛すべきキャラクターばかり。
 
 初めての恋や、初めてのキス。みんなと過ごした楽しい時間。二度と戻れないと分かっているから、とてもせつなくて、あまりにやさしくて、思わず涙が溢れてしまう。そんなキラキラした瞬間がたくさん詰まった思い出のアルバムのような作品を観て、あなたも自分自身の「あの頃」にタイムスリップをしてみては?


♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_2374386.jpg言葉はさんかく こころは四角(初回限定盤)(DVD付)
言葉はさんかく こころは四角 / くるり
 映画の雰囲気にぴったりの牧歌的なこの曲はエンディングで使用されている。全体の音楽もレイハラカミが担当していて、耳に心に優しい音ばかり。

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# by mi-ai-you-me | 2007-08-08 23:10 | タ行

恋とスフレと娘とわたし


ー恋愛、結婚、子育てーフルコースを終えた私に、
           極上のデザートが待っていた。ー



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☆cast--------------------------------------
ダイアン・キートン
マンディ・ムーア
ガブリエル・マクト
スティーヴン・コリンズ

☆crew------------------------------------
監督:マイケル・レーマン






☆ストーリー------------------------------------

 ロサンジェルスでスウィーツショップ経営するダフネ(ダイアン・キートン)は若くして夫と死別してから、3人の娘を育て上げた。ダフネにとって娘たちのしあわせな結婚だけが唯一の夢。姉2人は無事結婚し、あとは末娘ミリー(マンディ・ムーア)を行く末を案じるばかり。人気ケータリングショップでシェフとして働きながら、なかなか彼氏に恵まれないミリーを心配し、ダフネは内緒で花婿募集の広告を出すことに。たくさんの候補者の中から彼女のお眼鏡に叶ったのは、建築家の男性。偶然を装ってミリーに近づけ、二人をくっ付けることに成功したのもつかの間、ミリーはやはり偶然出会った子持ちのミュージシャンにも惹かれ始める。2人の男性と同時進行で付き合うことにしたミリーの恋の行方はいかに?そんな中、もうチャンスはないと思っていたダフネにも恋の予感が・・・。

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☆感想----------------------------------------

 大御所の域にありながら、年をとっても相変わらずチャーミングなダイアン・キートン。その彼女が、全米のアイドルでもあるマンディ・ムーアと親子を演じた今作品は、ちょっぴり赤裸々なラブコメディー。

 原題の「Because I said so」というのは、娘たちに対するダフネの口癖。ニュアンス的には、「私が言うんだから、絶対よ!」といった感じで、その言葉からは彼女の過保護っぷりがうかがえる。とは言え、自分の娘の恋人を自ら品定めする母親って一体・・・。日本でも親が子どもにお見合いを勧める話はよくあるけれど、ここまでされると、正直ウザイとしか言いようがない。でも、自分が苦労をしてきたからこそ、娘たちには幸せになって欲しいという母親の気持は、女性として分からないでもなく、反発しながらも期待に応えようと、、母親がお膳立てした相手と付き合ってしまうミリーの気持ちもなんとなく理解できるものがあった。

 女性ウケしそうな邦題のせいもあってか、単純にハートウォーミングな母娘モノかと思いきや、その内容は、結構過激。娘たちのあけっぴろげすぎる男性経験や、母親の恋の話など、日本の親子関係では考えられないくらいの本音トークが炸裂。

 自分の人生にどこか満たされない気持ちを抱き、娘に理想を押し付けていたダフネが、女性としての幸せをもう一度知る事ができた時、ミリーにとっての幸せもまた何であるかを知ることとなる。誰かを幸せにしたいのなら、まずは自分から。この物語には、そんな人生をハッピーにするヒントがたくさん隠れている。

 ミリーを演じたマンディ・ムーアは、歌も演技も実力派の優等生アイドル。ちょっとイモっぽいルックスではあるのだけど、girl next door的なその印象とはじけるような笑顔がなんともチャーミングで、恋に不器用な等身大の女性を好演。

 正直、どこまでもハイテンションな母と娘の言葉の応戦には、ちょっとだけうんざりさせられるのも確かだけど、今流行の塩味スウィーツのように、sweet&saltyなこれまでにないテイストのラブコメディーを、ぜひぜひお試しあれ。


♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_2254026.jpgBecause I Said So
Black Horse And The Cherry Tree / KT Tunstall
  全米で大ヒットしたデビューアルバムにも収録されている KT Tunstallのこの曲は、劇中で使用されている。他にもサントラには、ポップな曲が満載。ちなみに、サントラには収録されていないが、予告編で流れていて印象的な曲は、Natasha Bedingfield の Unwritten 。

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# by mi-ai-you-me | 2007-08-02 22:57 | カ行

ボルベール


ーママ、話したいことがヤマほどあるの。ー


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☆cast--------------------------------------
ペネロペ・クルス
カルメン・マウラ
ローラ・ドゥエナス
フランカ・ポルティロ
ヨハナ・コボ

☆crew------------------------------------
監督:脚本:ペドロ・アルモドバル





☆ストーリー------------------------------------

 失業中の夫と15歳の一人娘パウラを養うため、せわしなく働くライムンダ。明るくたくましい彼女にも、10代の頃、確執のあった母がそのまま父と一緒に火事で亡くなってしまうという苦い過去があった。そんなある日、夫がパウラに関係を迫り、抵抗したパウラに刺し殺されてしまう。ライムンダは愛娘を守りたい一心で、夫の死体の処理に奔走、事件の隠蔽を図る。そのさなか、今度は故郷ラ・マンチャに住む伯母の急死の報せが。ライムンダの姉ソーレが葬儀へ駆けつけたところ、彼女はそこで死んだはずの母イレネの姿を見掛けたという奇妙な噂を耳にするのだったが…。

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☆感想----------------------------------------

 鮮やかな原色を多様した独特の色彩が印象的なペドロ・アルモドバル監督。そんな彼の最新作は、「オール・アバウト・マイ・マザー」で起用したペネロぺ・クルスを再び迎え入れ、カンヌ映画祭で最優秀脚本賞と最優秀女優賞を受賞した女性への讃歌に溢れたヒューマンドラマ。

 両親を亡くし、失業中の夫と娘の為に毎日働き詰めのライムンダ。そんなある日、義理の父親である夫が、娘に関係を迫り刺殺されるという事件が起こる。必死で隠蔽工作を図るライムンダには、娘にも話していないある秘密があった。それは、死んだはずのライムンダの母親マウラが現れたことにより序所にあきらかになっていく・・・。

 人は、生きていく為に、時に罪深く、時に美しい。ライムンダや彼女の母親マウラが犯した過ちの是非は別として、この映画は、生きる為に人が日々行っている業のようなものを描き出している。「生きていく」ということは、きれい事ばかりではなく、愚かさもまた「生きていく」ことの一部なのだ。全てを包み込むような空気感が、重いテーマに爽やかさを与え、生きるということの原点を考えさせられる作品に仕上がっている。

 ハリウッド作品では、いまいち影の薄いペネロペ。この映画での彼女は、女性としても母親としてもたくましく、情熱的で魅力に溢れている。やはり、女優は良い作品と監督があって、活かされるものなのだろうか。
   
 正直、アルモドバル作品が苦手な人も多いかと思うが、ダークな要素の中に、笑いをちりばめた快作に仕上がっているので、わりと入っていきやすいハズ。どこまでもたくましく、ポジティブな女性達の生き方に、ちょっとだけ元気が沸いてくること間違いなしの作品。

 

♪ pick up song ♪--------------------------------------------------------------------------

e0110110_0243032.jpgVolver [Original Soundtrack]
Volver / Estrella Morente
 劇中、ライムンダが歌うこの曲は、カルロス・ガルデルのタンゴ。実際にペネロペが歌ってはいないのだけど、この為に口パクの練習をしたとか、しないとか。

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# by mi-ai-you-me | 2007-07-30 00:25 | ハ行